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運輸安全マネジメントについて(業務品質部) | 株式会社トランス・グリップ

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2024.03.09

いつもありがとうございます。
業務品質部の佐藤です。
今月から第35期がスタートしました。

我社34期(昨期)の結果速報です。
重大事故(自動車事故報告規則第2条に該当する事故)0件、達成しております。
全員ありがとうございます。
有責人身事故 1件 未達成
渋滞中の追突になります。
渋滞中の為、速度は出ておりませんでしたが、我々の操縦しているトラックは、重量が重いので、
トラック業界においては、飲酒運転、交差点事故と並び、トラックの3大死亡事故として、
毎年1番の撲滅強化として掲げている、大変危険な事故の1つになります。
原因は、発熱の体調不良による、脇見運転です。

運転は「心技体」
運転中の体調不良時の判断・対処は
①緊急停止する事と
②それを報告する事、です
これは我々全員、運転免許の義務です
・技術が高く、自信があるのが・・・勘違い
・タフな我々だから・・・・・・勘違い
・同僚や上司、届け先に迷惑を掛けたくない・・・勘違い(勘違いを正さないと、むしろ社会に
大変な迷惑をかける事になります)
・頑張っているのに、かわいそう・・・大きな勘違い(健康状態が悪いのに運転する=過労運転は
国家の重罪なんです)・・・ここまで読んだら最後まで読んでください。
ここまでで終わりにしてしまうと、権利主張の最悪の働き方になってしまう恐れがあります。

我々は、
死んでも、止まらなければいけない
我々は、
頭を下げても、止まらなければいけない
我々は、
恥を忍んで、止まらなければいけない
我々は、
涙を呑んで、止まらなければいけない
我々は、
だから胸を張って、止まらなければいけない

トラックは、いかに転がすかではなく、いかに胸を張って止まれるか!です。
車の運転は、だれも止めてくれません。
車の運転は、自分の判断で止まるんです。
そして、ここからが1番大事→そういう状況にならないように、日ごろからの健康管理、
そしてそのバックボーンである運行管理、同僚との連携(仕事は1人の職種だが、
実はだれも1人ではない)が、昔から我々の業界では1番大切な仕事です。
風化させないように全員で再発防止に努めていきましょう。

◆有責物損事故 未達成
全体では前年比111%増加
常温CVS配送チーム=前年比12%削減(2年連続の削減)大変ありがとうございます。

◆年間無事故営業所
残念ながら、今期は0事業所
期変わりは、あくまで通過点ですが、心機一転の切り替えは、全員が大いに利用し、
全員で「年間無事故の継続」を達成し続けていきましょう。

【アルコール検査違反4件】
今年はコロナ自粛明けのムードもあったかもしれませんが、何が理由でも説明するまでもなく、
車の運転には1番ダメです。
我が社では、飲酒運転の法律が厳しくなる前から、点呼時の検査を実施しております。
ですから、我が社では飲酒運転は居ません。
アルコールが検知されたときには、点呼時に配車から外し厳格に乗務停止にして、
仲間が代走してくれています。
こちらも時代は変わり、厚労省からも1日の適量(末永く、一生愉しくお酒と付き合えるように)の
指針改正が案内されていますので、やはり時代遅れ、そして、社内の高齢化も事実ですから、
自分の健康の変化に対応するこ事が大切です。
我々の業界は、昔から今も変わらず体調管理は最も大切な仕事です。
これからも全員継続でいきます。

【免許証:運転経歴一斉調査】
全ドライバーを対象に、入社時とは別に、毎年2月に一斉調査を20年以上継続で取り組んでいます。
(今年は383名を2月末に調査・・・埼玉県免許センター様、社内各責任者様、関連する該当社員様、
毎年ご理解、速やかな対応をありがとうございます)

そして、世の中の交通違反の傾向のワーストは、昨年も一時不停止でした。
わが社も昨年までは、この技術的には簡単な一時停止がワースト1でしたが、コミュニケの成果で、
こちらは削減傾向です。

我社で昨年1年間に1番多かった違反は、
「信号無視」
いわゆる黄色で止まれない=結果交差点内で赤になる運転です。
本人の罪悪感は、もしかしたら薄いかもしれませんが、黄色は、急ブレーキでも止まれ!です。
イエローダッシュは、ほったらかしにしておくと、エスカレートする大変危険な違反です。悪意が無くても、
集中力が切れている、覚低運転の恐れもあります。
大昔は、そんな運転、そんなタイミングが普通だったかもしれませんが、時代はとっくのとうに変わっています。
イエローストップするための交差点アプローチは①社速ではなく法定速度(本来、人間が、その環境で
反応できる速度)②アクセルオフが普通の時代です。
ストレス軽減として、過去のレベル(世の中の数少ない危険なドライバーや高齢ドライバー)と
比較しない事も大切です。

上のレベルと比較するのでもなく、
自信をもって、自分らしさの安全運転が、無事故の継続には、実は大正解です。
無事故の継続に、コツや近道はありませんが、運転の極意はあります
上記までの説明と対極と思わないでください。
①相手に合わせる事です。
②再現性のない目の前のリアル状況に、目だけではなく、脳と心で合わせる事
無事故を継続している人は、感覚(本能)運転ではなく、事実確認運転
(認知→(ここで心と経験の予測)そして判断→その上で操作)を習慣化
(技術や知識上のレベルではなく、本当の実力)しています。
③変化する時代に合わせる事です
最大のポイントは、相手が間違っている時こそ、相手に合わせる事が、無事故継続のポイントです
=性格の良さであり、本当のゆとりであり、いわゆる安全運転で有名な被害事故をもらわない運転
=運転で「ありがとう」をもらい「どういたしまして」の防衛運転です。
・・・巡り巡って「情けは人のためあらず」
無事故継続は、胸を張って自分らしく。
相手、状況、時代に合わせる事です。

【追記】昔は荷主様から、「ドライバーの運転中は休憩中」と、よく言われました。
理由はサイコーの室温と、誰にも邪魔されない個室の中で、運転しながらの喫煙や飲食、
仲間や家族との通話などの「ながら運転」、そして好きな音楽や娯楽をガンガンに聴いているからです。
そんな時代もありました。
今は、そんなことはありませんので、疲れて当然です。
・・・ひと区切りをつけて、次の良い仕事の為に休憩を取っていきましょう。

34期(昨年)は、新型コロナ感染症において、5月に2類から5類に変わり、世の中的には、
イベントなど活動が再開、インバウンドも戻り、新たなスタートとして明るい兆しを感じれる年でしたが、
変わりゆく時代の変化、当たり前と思っていた正解の変化、成長に対応していく側面もある中で、
営業所の垣根を越えての応援体制や突発的な休日変更、直接的、または間接的な協力体制、
時代に合ったコミュニケーションの試行錯誤のカイゼン、進化など、全11拠点の安全運行の継続、
1年間全員ありがとうございます。
今期もより一層、一丸となり、安全運行の向上に努めてまいります。

以上、業務品質部の投稿でした。
お読みいただきありがとうございます。

 

 

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