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DPD(排ガス浄化装置)の技(川越営業所) | 株式会社トランス・グリップ

当ホームページをご覧頂きありがとうございます。
本日のブログ記事を担当します川越営業所の高橋です。宜しくお願い致します。

今回はトラックに装着されている DPD(排ガス浄化装置)についてお話したいと思います。

排ガス浄化装置とは、DPD(いすゞ)DPR(日野)DPF(ふそう)などと呼ばれ、
簡単に説明するとディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる粒子状の物質(PM)を取り除く装置で、
PMが一定量になると自動的に再生(燃焼)して除去を始めます。

メーカーや車種にもよりますが、通常は走行中に自動で起動して15分~20分程度でおわります。
しかし、古い車やフィルターの状態の悪い車などこの再生がかなり遅い車がたまにあります。
この寒い時期は特に遅くなります。

DPD(いすゞ)ですとメーターを切り替えると状況を5段階のメモリで確認できるのですが、
再生が開始されるまで(一つ目のメモリが消えるまで)約一時間、
その後メモリ一つごとに30分かかるような、とんでもないハズレ車両にあたるとこもあります。

再生中はエンジンの回転も通常よりあがり、燃費が悪くなるので、この状態では燃費向上になりません。
短い距離のコースですと、一日では再生が終わらず、3日目くらいには結局、手動再生のランプが点滅し、
帰庫後、延々と再生処理をすることになってしまって困りものです。

0226川越

例えば、このまま走るとちょうど二便の終わりごろに自動又手動のランプが点いてしまいそう。
しかし今、一便と二便の間なら時間があり温度もあまり低くないので
このタイミングで再生したい!!という場合に使える技があります。(車種にもよります)

0226川越②

DPDスイッチは通常、DPDランプが点滅して手動再生可の状態にならないと押せませんが、このDPDスイッチを長押しします。
「ピッ」と音がしてDPDランプが数秒点滅しますのでその間にもう一度DPDスイッチを押します。これで再生(任意再生)がスタートします。

これなら、時間のある時にうまく処理を行え、3日も自動再生が終わらず、
結局手動再生が点滅した。という燃費に残念な事もありません。
(任意再生は一定以上のPMがたまっている時、起動可能です)

なにより、走行中にこのままだと、二便帰るまでに自動が終わってくれるか、
手動がつかないか、ヒヤヒヤしながら走ることもないので、スッキリ納品に集中できます。

同じ事でお困りの方はお試し下さい。最後までお読み頂きありがとうございました。

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