BCP 物流会社トランス・グリップ≪②過去の教訓から安否確認訓練≫ | 株式会社トランス・グリップ
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2015.10.29
いつもありがとうございます。
「感動」追求物流会社、トランス・グリップの竹上(たけうえ)です。
前回に引き続き、過去の教訓から安否訓練の重要性について案内をさせていただきます。
当社は宮城県仙台市泉区に宮城営業所があります。東日本大震災が発生した時刻、宮城営業所の所員の1名が岩手県大船渡に、2名が宮城県岩沼(仙台空港)に食品配送中でした。
幸いにして人的被害は無かったものの、当社車両2台が津波による被害を受けました。本社では、東北エリアの宮城営業所、福島営業所との連絡が寸断、夜を徹しての電話連絡による社員安否確認を実施。13名の安否確認に要した電話コール数は30,000回(2,300回/人)、最終安否確認がとれたのは、震災発生後30時間を経過しておりました。
以来、迅速な安否確認が出来る様に、報告はメールによる一報に改めました。安否訓練は避難訓練同様に、年2回(3月、9月)実施しています。全従業員が報告先の本社、営業所の代表アドレスを携帯に登録、各々が訓練日にメールにて、社員ID、所属、氏名、被害状況を報告します。
今回、9月28日(月)に実施、結果800名ほどが訓練対象者で実施率88.5%という結果でありました。安否確認が取れてこそ、迅速な復旧活動ができることを再認識して次回は100%にしましょう。
安全・安心の追求考動が、お客さま志向の「感動」追求となります。
津波に押し流され、被害を受けた車両2台