お知らせ&ブログ

NEWS & BLOG

インクルーシブ教育(熊谷センター) | 株式会社トランス・グリップ

当ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本日のブログを担当します、熊谷センターの村田です。
よろしくお願いします。

『インクルーシブ教育』というものが推し進められていますが、なかなかに難航しています。
インクルーシブは現在、SDGs活動の目標の中で複数の目標本文で使われており、
何かと目にする言葉です。
そして、目標4の本文には外務省の訳で『すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、
生涯学習の機会を促進する』とあります。
これはちょっと分かりにくいので、これがインクルーシブ教育にどう繋がるかを要約すると、
『誰も排除せず、すべての人に公正な質の高い教育を確保し、生涯を通じた学習の機会を促進する』
となります。
誰も排除しない公正な教育の一環として、障がい者も区別せずに一緒に学習する教育が
インクルーシブ教育となります。
日本はインクルーシブ教育後進国に該当するので、SDGsの運動の観点からも
たびたび遅れていることを国際会議の場で突かれています。

素晴らしい考え方であると思いますし、インクルーシブ教育の先進国のイタリアでは障がい者も一緒に
子供の頃から授業を受けることにより、偏見や自然と助け合う心が芽生えるとのことです。
そういった教育を受けた若い層は、偏見が薄く、助けあいの精神が強いようです。
逆に失敗した国もあります。
その国では当初は障がい者と通常学級の子を分けていました。
一緒に授業をしていく流れとなりましたが、障がい者当人の劣等感を抱くケースが頻発し、
二次障害(劣等感などから精神障害に発展)が発生するケースが多くなり、当初の通常学級と
支援学校にも行ける選択しを増やしたところ、そちらに人がどんどんと流れて行きました。

実際に私の子供は発達障害に該当し、今は通常の幼稚園に通っていますが色々と思うところがあるわけです。
先日、子供の運動会がありましたが、周りの子は自然とうちの子をフォローするように、行進で手を引いてくれる子、
競技でも自然とフォローしてくれる子などがいて、これはインクルーシブ教育の良い見本だと思いました。
ですが、「当人がこの状況をどう思っているか」という視点でみると、難しい問題に発展してしまいます。
リレーの際に、うちの子は先生に手を引いて貰いやや引きずられながら走るも、2回転んでしまい、
本人は笑っていましたが、なかなか複雑なものです。
転んだうちの子をクラスのみんなが心配して駆け寄ってきて応援してくれて、それを見た保護者の方達も拍手で
応援してくれ、感動的な場面でした。

SDGsの活動目標である以上はこのまま推進されていくと思いますし、そういった助け合いが自然とできる社会も
本心から素晴らしいと思います。
現在幼稚園の年中のうちの子は、来年どうするかの話になっており、精神科医、ケースワーカー、園長先生、
児童発達支援センターの先生と話しあいの場が持たれ、最終的な決断は親となります。
こういった専門家の方たちの意見でさえ真二つに分かれてしまっています。
ですが当然決断はするわけです。
仕事や私生活においても決断の場は多くあります。
こういった時に広く物事をみて決断をするのが大事だと思うこの頃です。


以上、村田がお送りしました。長くなり申し訳ありませんでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

FacebookPRtext_staffboxyu無題

お問い合わせ

ご依頼やお問い合わせは、
こちらのフォームよりお気軽にご連絡ください。